☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


「…何。」

ウィングが気配を感じて起き上がると、傍に立っていたロメはクスクス笑った。

「あら?起こしちゃった?」

「…起きるよ。枕元に立つな。」

「ふふ…おもしろい子。」

「…子供扱いすんな。」

寝起きで眠いのか、半分ほど瞼が閉じている。

ウィングはそれでも派手な原色を見つめて、大きく伸びた。

「おはよう。一応夕食よ。」

「わーった。起きるわ…くあぁぁ!」

雄叫びに、アクアが目を覚ます。

「ウィング煩いですよ…全く煩わしいですね…」

「夕食だと。起きとけよー。」

「ん、ご飯ですか…ふわぁぁ…!」

「…それって、何?」

ロメは呆れ気味に呟いた。

「気合の一声です。起きるぞーって。」

「…」

「寝起きって辛いじゃないですか、大声出すと起きられるんですよ。」

「…」

「お隣さんに顰蹙(ひんしゅく)買わないような声量でお願いしたいですけどね。」

「…」

ニコニコしているアクアに、ロメは呆れたように呟いた。

「似てないわ…」