「…何。」
ウィングが気配を感じて起き上がると、傍に立っていたロメはクスクス笑った。
「あら?起こしちゃった?」
「…起きるよ。枕元に立つな。」
「ふふ…おもしろい子。」
「…子供扱いすんな。」
寝起きで眠いのか、半分ほど瞼が閉じている。
ウィングはそれでも派手な原色を見つめて、大きく伸びた。
「おはよう。一応夕食よ。」
「わーった。起きるわ…くあぁぁ!」
雄叫びに、アクアが目を覚ます。
「ウィング煩いですよ…全く煩わしいですね…」
「夕食だと。起きとけよー。」
「ん、ご飯ですか…ふわぁぁ…!」
「…それって、何?」
ロメは呆れ気味に呟いた。
「気合の一声です。起きるぞーって。」
「…」
「寝起きって辛いじゃないですか、大声出すと起きられるんですよ。」
「…」
「お隣さんに顰蹙(ひんしゅく)買わないような声量でお願いしたいですけどね。」
「…」
ニコニコしているアクアに、ロメは呆れたように呟いた。
「似てないわ…」


