「それではゼロさんまずは夢術が何かを俺が調べます。」
先ほども申し上げましたが、夢術には大きく分けて三つ種類があります。
物体系、つまりアクアやアイスさんがこれにあたります。
物体そのものを発生させる、操る、また自分の体の一部をその物体に変えることもできます。やろうと思えば。戻すことも可能です、できるなら。
現象系、俺やウィングがそれにあたります。
ウィングはご存知の通り風を起こすのですが、…ロメさんは恋の炎を、あっ…ごめんなさい騙してた訳じゃないんです、だってそっちの方が分かりやすいんですもんあ、違います違いますアイスさんとは違いますから怒らないで下さい…
えっと…最後にそれらに当てはまらない特異系…キングやクラウンがそれにあたります。ちょ、ゼロさん怒らないでもう怒りを収めて下さい…お願い違うんです名前だしただけ…
そこで、その三つのどれかを調べるために俺が超能力を使います。あっ違うんですふざけてませんああゼロさんそんなに口汚く罵らなくても…アイスさんはゼロさんと仲良くしたがってたのに…
「あのクズがですか?訳わかんない社会不適格のクセにL君に残虐非道なことを…」
「分かりましたから、ねえゼロさん差別は良くないよ」
「差別?あのクズはクズらしくゴミ箱に一生住んでいれば良いのに。もうあいつと同じ世界にいるのが嫌だ。」
「ああ酷い…」
拳を握りしめ怖すぎる笑顔で言いながらゼロが罵詈雑言を並べ立てると、ホセは頭を抱えた。
仲良くして欲しいのに。
と。
ホセはゼロの手をそっと握り、神経を集中させた。
「冷たっ?!」
ゼロは数秒で反射的に手を引く。
驚いたように見つめた手には、当然何もない。
「…な、なんだったんですか…」
「ゼロさん物体系だ…ああ、俺とお揃いじゃなかった…」
「はいどうもありがとうございます…あの、それでどうすれば?」
「俺と同じ事をして下さい。」
「今度は君の手を握るんですか?」
「えっ…やだゼロさん積極的…でも残念それをロメさんに言ってきて、俺を惚れさせて何にな」
「良い加減にしろと言って欲しいんですか?」
ゼロは綺麗な笑顔で言った。
すごく怖かった。


