果たして、アイスはホセとNを連れて戻ってきた。
ホセはゼロの手を取り、自分の核を僅かに注ぎ込む。
「如何ですか…?」
ゼロをジッと見ながらホセが聞いた。
「…久し振りの感覚ですね。魔力は非常に強いのですが…」
「どのくらい与えたんだ、ジュエル。」
Nはそう聞いた。
「0.1%くらいです。これ以上注ぎ込むとゼロさんの身体が内側から壊れてしまうので…」
「…0.1?」
改めて化け物ですね、ゼロが呟いた。
「先ずは夢術を試せブライド。ジュエル、君が講師につきなさい。期間は一ヶ月、それまでにあの怪物共に匹敵させる必要がある。」
「え、そんな…俺がゼロさんにものをお教えするなんておこがましい…」
「…ジュエル君、やりなさい。」
「…はい…ごめんね、ゼロさん…」
いじめないでね、とホセは小さくそう言った。
「…いじめませんし、なんで泣くんですか…?L君、よしよし泣かないで下さい…」
「なんかゼロさん安心するんです…ふふ。」
嬉しそうにしたホセはゼロから少しだけ顔を離す。
「どうして戦うんですか…俺が日替わり奴隷やっちゃ駄目ですか。」
「ええ…私は君を守る為に戦いますからね、L君。また楽しかった毎日に戻りたいんです…」
そう、全ては彼を救うため。


