☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



永い夢を見て目覚めた朝には、決まってぼうっとしてしまう。

今日も、同じだった。


「遅よう、ブライド。」

「…ブロウ。」


驚いたぞ、アイスはそう言って笑んだ。

「いきなり倒れたからな。」

「…そうですか。…それは、ご迷惑をおかけしましたね。」

「全くだ。」

「…すみません…でした。」

「ああ。」

ニヤニヤしながらこちらを見てくるアイスに、ゼロは溜息をついた。

「…お詫びに、奴隷になりましょうか?」

「…クククッ…そう来たか…願ったり叶ったりだがそういう訳にもいかなくてな?」

「…ああそうですか。」

「お前には、427の奪い合いに参加してもらおう。」

「…はい。」

ゼロは可もなく不可もなく頷いた。

アイスは面白そうに笑った。