永い夢を見て目覚めた朝には、決まってぼうっとしてしまう。
今日も、同じだった。
「遅よう、ブライド。」
「…ブロウ。」
驚いたぞ、アイスはそう言って笑んだ。
「いきなり倒れたからな。」
「…そうですか。…それは、ご迷惑をおかけしましたね。」
「全くだ。」
「…すみません…でした。」
「ああ。」
ニヤニヤしながらこちらを見てくるアイスに、ゼロは溜息をついた。
「…お詫びに、奴隷になりましょうか?」
「…クククッ…そう来たか…願ったり叶ったりだがそういう訳にもいかなくてな?」
「…ああそうですか。」
「お前には、427の奪い合いに参加してもらおう。」
「…はい。」
ゼロは可もなく不可もなく頷いた。
アイスは面白そうに笑った。


