☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



「…ド…」

「…」

「ブライド…」

「…ん…」

「起きろ…ブライ」

「!!!?」

ゼロはビックリした。

びっくりしたついでに目の前の相手に頭突きをかました。

「だ、誰ですかいきなり人の顔を覗き込んで!!」

「喚くな喚くなやじろべえ。」

起き上がって叫んだところでゼロは相手の顔を見た。

酷薄な瞳、真っ白の髪。

スラリと伸びた肢体を持て余すように腕を組んで、アイスはにぃとニヒルに笑む。

「腕がないでしょうアホ!!誰かと思えばお前ですか、悪魔!!!」

「お前は俺のことをなんだと思ってるんだ。」

「悪魔!!クズ!!ゴミ!!死ね!!」

「こらこら怒るぞ。暴言を吐くな。」

「地獄で3000年苦しみもがいて死ねばいいのに!!」

「泣くぞー。」

「消えろ!!!」

「ほらほら泣かない泣かない。」

「死ね!!」

「はいはい分かったよ。」

何故か泣き出したゼロに、アイスは微笑みながら言った。

「ほら手足。暴れるなよ。」

「触るな!!!」

「はいはい。」

抵抗できないのをいいことに、アイスは嫌がるゼロに手足をくっつけついでに担ぎ上げた。

「ああああ!!!離せ離せ!!!」

「はいはい分かった分かった。子供か全くお前は。」

アイスに適当にあしらわれて、ゼロは悲鳴を上げた。