☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



「あああああ!!!お兄ちゃんの腕がぁぁぁぁ!!!」

「なんだ、俺はまた馬鹿みたいに説明しなきゃいけないのか?ああそうか、なあウィングお前がやれ。」

「投げた!!知的キャラの座を投げた!!」

「頑張れよ。ちょっとカッコよく自己陶酔っぽく言えばまあ若干それらしく…」

「やめろ自己陶酔っぽくとか言うな!お前のキャラがブレブレどころか破綻しかけてる!!」

「いいだろ別にもう。これから死ぬのにキャラ保ってどうすんだ。」

「お前は絶対死なねーよ、馬鹿!!」

ホセは殴られた。


「お前…抵抗できないのをいいことに…足はついてるんだぜ残念だったなフフフフフ。」

「こえーよ!!無表情復活してんじゃねー!!ぐぶぅっ!」

思いっきり顔面をブーツで踏まれながらウィングは悲鳴を上げた。

「はだ!!はだはじゃべて!!!ギャーッッ!!!」

「鬼畜なお兄ちゃんもかっこいい!」

「…この兄妹の末路が見えた気がするよ…私…」

クラウンが空いた真面目キャラの座を奪った瞬間だった。

「クラウン、俺の席を取るな。俺の軸足を弾き飛ばすな。」

「狡いお兄ちゃんもかっこいい!!」

「アクア…」

クラウンは幼いアクアの盲信と盲従を憂いたのだった。


「さて本格的にクラウンに乗っ取られないうちにクールに行こう。クラウンお前愛剣は。」

「宝刀支配剣だよ?」

「わあ可愛い。持ってるか。」

「…あのね、ホセ。」

私たち捕まってるんだよ?


クラウンはゆっくりホセは背後に移動しながら言った。

両手にはしっかり枷が嵌められている。

アクアとウィングは自由だが、ホセの両腕は無い。

そして部屋は狭く。

窓すらない。


「武器があるわけないでしょ?」

「最もだ。さてクラウン。俺はザックリ切られた腕が何で切られたかバッチリ見ている。」

「うん?」

「あの剣は、クラウン。」

お前の剣に、瓜二つだった。