「じ、時間?!えっ、いや待てそれよりそれ戻るのか?!もう手遅れみたいになってるけど…」
「…切り口と切り口を合わせれば元に戻る。ピタッとくっつく。」
「ああそうなの、よかったよかっ」
「よくねーよ!!なんでお前は美女二人両手に花でこんなとこに放り込まれてる!!!」
「戻りかけてたのに?!」
そこでウィングは気がついた。
褒めて!(part2)
「美女…二人?」
改めてウィングは右手側を見た。
アクアがスヤスヤ眠っている。
次に左腕を見た。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」
クラウンが気絶していた。
「うるせーな黙れゴミ!!」
「ゴミ言うなホント初期キャラどこ行った!!クエスチョンマークすら出でこなかったお前のセリフに何故突然ビックリマークが二つ出る!?」
「黙れカス!!」
「ヒデェ!俺の扱いが!!」
さて。
二人がギャーギャー言っていると、クラウンが呻いてゆっくり目を覚ました。
「えっ…と…」
金髪がサラサラ揺れて流れ落ち、端整な顔が露わになる。
いっそ神々しいほどの美しさで、アクアが隣でぐーすかしていなければ一瞬でナンパしにかかったであろうウィングは僅かに頰が赤くなった。
「あの…えっと…」
「黙れクラウン。あと。お前の処理はあと。まずはこっち。」
「おい!!」
あくまで進行通りに頑張ろうとするホセに、ウィングが掴みかかった。
「きゃぁぁぁぁ!!?ホセホセどうしたのその腕!!!?」
「後だ。お前はあと。ちゃんと順番回すからちょっとストップ。」
「ふざけんな美女に向かって後だ後だとはどういうことだ!!」
「うっせーなアクアに言うぞこのチビ!!」
暴言に次ぐ暴言を吐きながらホセは不機嫌そうに目を細めた。
「…騙りやがったな、あの悪魔。」
呟いて、ホセは嗤った。


