☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



三方向から斬りかかられ、あえなくゼロの皮膚は激しくショートを繰り返す。

バチバチと神経に火の粉が舞って、頭の中にもその火は引火し目の前が真っ白に染められる。

「う、ぐっ…!!」

身体中が痛い、痛くて仕方ない。

「ウィングさん!早く逃げて!!」

「できるんならやってるよ!!ギャァッ!?」

「ウィングさ」

ウウ、といいながらゆっくり頭が落ちていく。

脳の機能がゆっくりと落ちていく。


電源が、

落ちるように。


「…える…君…」


目の前に、バラバラと砂嵐が舞う。


「…」


自分は機械なんだと、ゼロは思った。


機械には、奇跡は起こせない。

それは精密で優秀なコンピュータであればあるほど。

“バグ”も“ミス”も“誤動作”も起きないように作られたこの完全な体だからこそ。


「…Lジ、くジジnジ、ジ、…」


生きることも死ぬことも許されない苦しみに、いつか終止符が打たれるの?


「…ジ、ジ、ジジジジ…ヂ、ギヂヂヂヂヂザ、ザザ…」


バチバチと火花が散る。

体が異常に発熱する。


熱い…

熱い…

熱い…

熱い熱い熱い!!!