☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



「歩け。」

重い足枷がガチャガチャと音を立てる。

暗い通路に反響する。

壁がゆっくりと共鳴して、ビリビリ空気が震えた。

「歩け。」

「…」


首輪を引っ張られたが、ホセは動かなかった。

小さく丸まった金髪の少女を…囚われたクラウンをジッと見つめた。

「クラウン。」

「歩け。」

思いっきり引っ張られて、ホセはバランスを取りきれず倒れる。

手錠で受け身が取れず、そのまま激しく顔を押しつけるように倒れ臥す。

「立て、歩け!!」

「…クラウン。」

気管が潰されて、ホセは苦しそうに喘ぐ。

「…助けに、来たよ…」

綺麗な髪を掴まれて、無理矢理起こされ数人から殴る蹴るの暴力を受ける。

そんなホセを見ながら、クラウンは泣いた。

「…アクア、頼む…」

「…」

「ごめん…キング…約束…守れな…」


___俺が死んだら、あいつの側にいてやってくれよ。

___ウサギみたいに寂しがりだからさ、一人にするなよ…


「…クラウン…」

ごめん、ごめんな。

でも、独りには絶対しないから。


「…」

耳を蹴られて、脳が揺れる。

ガクッと頭を垂れて気絶したホセを、男達は引きずりながら運んでいった。