☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



パーティーの後は夜を明かす。

それは魔界での鉄則なので、ホセは一晩中時計がわりにクラッカーを鳴らし続けた。

まだ子供のアクアは結構辛い。

「眠い…お兄ちゃん…」

「寝たらサンタさん来ないぞ。」

「魔界にサンタさんって来るのかよ?」

「もちろんだ。」

「しかも起きてると来るのかよ。」

「起きてる方が大変だろう。」

「…」

なんか理に適っているようで適っていない。

「だからクリスマスは休みなんだ。」

「え?!」

「みんな寝るだろ。」

「違う、違うだろ…って言うかお前キリシタンだろ。クリスマス曲解しすぎだろ。」

「キリスト様がご生誕なさった日だぞ。悪魔も悪霊も聖なる日だから怖がって現世に来ないんだ。だから寝てクリスマスが過ごせる。」

「お前が悪魔だろうが。」

あっちもこっちも破綻している。

そっちもどっちも破綻している。

「あ。」

「お前実は馬鹿だろ。」

ホセは傷ついたようだった。


「大丈夫ですお兄ちゃん!お兄ちゃんは見た目天使じゃないですか!中身ゴットじゃないですか!リスペクトですよお兄ちゃん!!」

「ありがとう。」

ホセは元気になった!!

「お前ってさ、単純だよな。」

「L君は素直なんですよ。」

ゼロは微笑みながら優しく言った。