パーティーの後は夜を明かす。
それは魔界での鉄則なので、ホセは一晩中時計がわりにクラッカーを鳴らし続けた。
まだ子供のアクアは結構辛い。
「眠い…お兄ちゃん…」
「寝たらサンタさん来ないぞ。」
「魔界にサンタさんって来るのかよ?」
「もちろんだ。」
「しかも起きてると来るのかよ。」
「起きてる方が大変だろう。」
「…」
なんか理に適っているようで適っていない。
「だからクリスマスは休みなんだ。」
「え?!」
「みんな寝るだろ。」
「違う、違うだろ…って言うかお前キリシタンだろ。クリスマス曲解しすぎだろ。」
「キリスト様がご生誕なさった日だぞ。悪魔も悪霊も聖なる日だから怖がって現世に来ないんだ。だから寝てクリスマスが過ごせる。」
「お前が悪魔だろうが。」
あっちもこっちも破綻している。
そっちもどっちも破綻している。
「あ。」
「お前実は馬鹿だろ。」
ホセは傷ついたようだった。
「大丈夫ですお兄ちゃん!お兄ちゃんは見た目天使じゃないですか!中身ゴットじゃないですか!リスペクトですよお兄ちゃん!!」
「ありがとう。」
ホセは元気になった!!
「お前ってさ、単純だよな。」
「L君は素直なんですよ。」
ゼロは微笑みながら優しく言った。


