☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



「イエーイ!!」

パン、とクラッカーが鳴り響く。

「ハッピーバースデー、アクア。」

ホセはそう言って、うさぎのぬいぐるみを差し出す。

「ハンドメイドの縫いぐるみウィズアクセサリー。UVレジンで作ったペンダントと天然水晶と宝石のイヤリング。題名聞きたいか。」

「もうお腹いっぱいですが胸は空いています。どうぞ。」

「紅河天流(こうがあまながれ)。」

「なんか適度に中二病ですが何故。」

「お前が気にいると思って。」

「私中二病設定?!」

アクアはショックを受けた。


「落ち込むな落ち込むな。はい俺からもどーぞ。」

「何ですか?」

「音と踊る水銀の噴水。」

「水銀とは何ですか?」

「…」

「…ちょっと、理科の教科書持ってこい。」

アクアは落ち込んだ。


「そんなに悲しむことないですよ、アクアさん。」

「…」

「ちょっと待って何ですかその目?」

「…何も、ないんですか?」

「だって仕方ないじゃ…ちょ、泣かないでアクアさん、待ってったら!」

「酷い…です…ゼロさん嫌い…」

「ああ分かりました分かりました!!えっと…ああじゃあこれを差し上げます…読んだことあるでしょうけど。」

「!!」

「ヨハン=ゼルヴィスの最新作ですが…どうですか?」

「…ゼロ、さん…」

「はい?」

「真っ直ぐな優しさが物凄く嬉しいです!無茶振りしてごめんなさい!!」

「えっ?!」

アクアは大喜びした。


「ゼロさん酷い。」

「空気読め。」

「何故?!」

ゼロは責められた。