「イエーイ!!」
パン、とクラッカーが鳴り響く。
「ハッピーバースデー、アクア。」
ホセはそう言って、うさぎのぬいぐるみを差し出す。
「ハンドメイドの縫いぐるみウィズアクセサリー。UVレジンで作ったペンダントと天然水晶と宝石のイヤリング。題名聞きたいか。」
「もうお腹いっぱいですが胸は空いています。どうぞ。」
「紅河天流(こうがあまながれ)。」
「なんか適度に中二病ですが何故。」
「お前が気にいると思って。」
「私中二病設定?!」
アクアはショックを受けた。
「落ち込むな落ち込むな。はい俺からもどーぞ。」
「何ですか?」
「音と踊る水銀の噴水。」
「水銀とは何ですか?」
「…」
「…ちょっと、理科の教科書持ってこい。」
アクアは落ち込んだ。
「そんなに悲しむことないですよ、アクアさん。」
「…」
「ちょっと待って何ですかその目?」
「…何も、ないんですか?」
「だって仕方ないじゃ…ちょ、泣かないでアクアさん、待ってったら!」
「酷い…です…ゼロさん嫌い…」
「ああ分かりました分かりました!!えっと…ああじゃあこれを差し上げます…読んだことあるでしょうけど。」
「!!」
「ヨハン=ゼルヴィスの最新作ですが…どうですか?」
「…ゼロ、さん…」
「はい?」
「真っ直ぐな優しさが物凄く嬉しいです!無茶振りしてごめんなさい!!」
「えっ?!」
アクアは大喜びした。
「ゼロさん酷い。」
「空気読め。」
「何故?!」
ゼロは責められた。


