でその食事後。
二人でお皿を洗いながらウィングがホセに言った。
「いつまで続くの、あの過保護は。」
「いつまでも。」
端的に言って、ホセは指先で拭いたお皿を飛ばして棚に収める。
「やりすぎだろ、アクアだって幼稚園じゃないんやから。」
「いいだろ。」
ホセは強硬だった。
「アクアの為にもならねーぞ。」
「…知るか。」
ホセは言って、最後の一枚を棚に放る。
「アクアだって、嫌じゃないんだから。」
きっと。
呟いたそれを聞いて、ウィングは喉を鳴らすようにして笑う。
「自信ないから不安がり?とんだ馬鹿だなお前。」
唐突にホセの手を掴んでウィングは言った。
「やな訳ねーだろ、お前が正しい。」
背丈だけはグッと高いホセに、ウィングは見下げるように見上げて言った。
「お前は決して間違わない。全部倫理と理屈に適って効率的だ。」
だからこそ。
「お前は正しいから、過ちを許せない。自分に厳しすぎて、誰の気持ちも分からない。」
「…」
ホセはただ、ウィングの瞳を見つめていた。
挑戦的な自信に満ち溢れた笑み。
こちらを睨むようにするそのクリスタルのような目に魅せられるような気がして、ホセは絡んだ視線を引きちぎるように引き剥がした。


