「…ん…」
薄眼を開けると、柔らかな光が差し込んで来た。
体を起こすとクラリと目の前の景色が転がる。
言い様のない吐き気が込み上げて、ホセは慌てて口を押さえた。
「起きた?二日酔いボーイ。」
「…気持ち悪い。」
「だろうなお前飲みすぎだ。」
投げつけられた薬をバリバリ飲みながら「止めろ噛むな。」
ホセは怒られた。
「冷たいことを言うなよ…」
「何でお菓子のようにばくばく食ってんだよアホセ。」
「…それ、固定…か…?」
ちょっと切なそうに言ったら、ウィングははーあと深い溜息を吐いた。
「嫌?」
「…はい。」
「じゃあ何がいい?」
ホセは、しばらく思案した。
そして十数秒後。
「下僕。」
「アホセだな。」
ウィングは間髪入れずに言った。
せっかく頑張って考えたのに。
ホセは落ち込んだ。


