☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



強風の中揺れる炎は、まるでホセ自身の心を表しているかのようだった。

ウィングは風を足元で吹き荒れさせ、その風圧で身体を浮かしている。

遥か頭上で空中を走るように移動する。

ホセも氷柱を立ち上げてはその上を走り回り、しかし暴風によってままならない。

ギラギラ輝く瞳に魅了され、足を止めればまるで彼の一部のように踊る鎖に肉を抉られる。

「ウィン、グ…」

腹部を撃つしかない、確実に止められる。

ホセは呻いて暴風の中ウィングに銃口を向けた。


外す訳にはいかない、間違っても心臓を撃つわけにいかない。

手が震える。

視界が歪む。

息が上がる。

酸素が足りない。

苦しい。

苦しい…


震える銃口に右手を添えて、ホセは百発百中の引き金を引いた。