“奴等”に会ったのは、丁度道を半分ほど進んだ時だった。 しんしんと降るような銀髪をしだらせ優雅に跪いた一人の男は、ウィングとアクアを見て妖艶に笑った。 「御娘様を、ご存知でしょうか?」 「御娘様?」 「クラウン様でございます。」 言いながら相手は立ち上がり、優しく微笑んだ。 「私は神界から参りました使者なのですが、御娘様が罪を犯されたので連れ戻しに参上いたしました次第です。」 「罪?」 ウィングは聞き返した、相手は哀しげに頷きこう言った。 「実の兄上を、殺したのです。」