「さて、もう夜だな。」
「うん。…え?」
当然ながら夜でも昼でも洞窟の中は変わらない。
「…うん、分かった。」
「というわけで俺は見張りに立つからお前は寝ていろ。」
「えっ!」
「ほら、寝ていれば怖くない。」
「あ、まってホセ…!」
トン、とクラウンをベッドに倒すとホセはニヤと笑んだ。
「いなくなったりしない。」
「あ、でも…」
微笑んでホセはいなくなった。
ニコッと、最後に珍しい笑顔で。
酷く、傷ついて、その傷が、互いに、共鳴、する。
壊れた、モノの、血だらけの、涙が、混ざり、あう。
溶けて、消えず、戻る、残る。
グチャグチャに、瞳の、奥に、溜まる。
血になって、流れる。
また、混ざり、溶けて、溶かして、消え、ない。
空も、宇宙も、見えず、泣き、流し、混ざり、溶ける、溶かす、戻る、帰る、壊す。
傷は、癒えず、二度と、癒え、ない。
流れる、だけ、血が、混ざる、だけ…


