「焦ったぜ、あの時は。結局頭蓋骨にヒビで一ヶ月包帯巻きっぱなしで。」
「…良いじゃん、別に。すっごく不安だったんだもん。」
「何言ってんだか。」
また取り出した包帯を巻きだしながらホセはそう言った。
「その左脚、どうしたんだ。」
「…ん、ちょっとね。」
「そう。」
ホセは頷いて、ちゃきっと包帯を切った。
「次はお前もだ。」
無表情に、ホセはそう言ってクラウンを見つめた。
「え…?」
「脱げ。」
「はっ!?え!?年頃の女性に向かって脱げとは何事!?」
「あーだこーだ言わずに脱衣しろ。」
「意味一緒だし!?」
「じゃあオブラートに行こうか。」
「行かないで良いから!」
「つべこべ言うな包帯変えるだけだ。」
「自分でする!!」
言い張るクラウンに譲らないホセ。
どちらが勝ったのか、それは神のみぞ知る。


