「いやあああああっっっっっ!!!」
「!!!」
「いややめて連れて行かないでお願い…」
「ご主人様、待って…動いちゃ…」
抑えるオリオンを振り切って、ゼウスは立ち上がった。
ぐわんぐわんと脳が揺れて、視界が歪み吐き気が込み上げる。
「止めてお願い…っ!!」
「ご主人様!!」
駄目だ意識を失う訳には行かない。
「…っ…!」
イコールでオリオンを失うのだから。
「殺してやる…」
「ご主人様!!」
抱きとめるように傾いだゼウスを支えてオリオンはジャストミートを睨んだ。
「ご主人様が何か重要な嘘を吐いてるのは知ってる。でもそれをお前から聞こうとも思わないし聞いても無かったことにできる。」
「…」
「帰れ、ご主人様は体調がよろしくないので。」
オリオンはそう言って、ゼウスを抱えてその場を離れた。


