「あいた、おい止めろって痛い…」
「ん…もう感動…ただの冗談でパニクって倒れたでしょ?」
「…本当に、捨てられたと思ったんだから…」
仕方ないだろ、とホセはあくびれもせずそう言った。
「あの時はまだご主人様呼びだったね。そういえば。」
「あ…そこもうちょっと押してくれ…気持ちいい…」
「ホセったら。」
ホセは恍惚とした溜息を吐いて目を閉じた。
「もう死んでもいい…というか死ななきゃ申し訳ない…」
「駄目だからね!?」
マッサージを続けていると、ホセが演技でもないことを言い出した。
「クラウン、お前怪我は平気か。」
「うん、大丈夫。」
「本当か。お前は昔から無茶するんだから。」
ホセはそう言って無表情に目を閉じた。


