「オリオン、オリオン。」
「う…ん…」
「ん、起きた?」
「…はい。」
「よかった、急に気絶するんだからびっくりした。」
すると急にオリオンは目をパチクリして涙でいっぱいにした。
「ん?」
「あ、よ、かった、ヒック、ヒック…」
急に子供のようにしゃくり上げ出したオリオンにゼウスはびっくりして、慌ててよしよし頭を撫でる。
「お、オリオン?」
「良かった、ご主人様、死ん、じゃった、かと、思ったぁ…」
「ああ、心配してくれてたんだね、ありがと。」
「やだよ、俺を捨てないで…」
「…捨てやしないって。」
泣きながらオリオンは、嬉しそうにゼウスに縋り付いていつまでも泣いていた。


