☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


「ウィング、ウィング!!」

二人には広すぎる船。

でも金髪の二人に触れないというのは、暗黙の了解だった。


「とにかく、魔界に行きましょう。」

「何でだよ?」

朝食を摂りながらアクアが言った。

「お兄ちゃんがいる可能性が高いです。」

「だから…」

「お兄ちゃんは頭が良いんです。カリスマ性があります。
お兄ちゃんの勤めてる研究所も魔界にあるんです。それに。」

お兄ちゃんと関わりがある方がいらっしゃるじゃないですか。

「入り口に!」

「…」

「というわけでウィング舵取り頼みまーす!」

「…はいよ。」

ウィングは溜息と共にそう言った。