「ウィング、ウィング!!」
二人には広すぎる船。
でも金髪の二人に触れないというのは、暗黙の了解だった。
「とにかく、魔界に行きましょう。」
「何でだよ?」
朝食を摂りながらアクアが言った。
「お兄ちゃんがいる可能性が高いです。」
「だから…」
「お兄ちゃんは頭が良いんです。カリスマ性があります。
お兄ちゃんの勤めてる研究所も魔界にあるんです。それに。」
お兄ちゃんと関わりがある方がいらっしゃるじゃないですか。
「入り口に!」
「…」
「というわけでウィング舵取り頼みまーす!」
「…はいよ。」
ウィングは溜息と共にそう言った。


