☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


やめて、お願い。


涙目で男物のパンツとTシャツを着ている少女に心のなかで訴えたが、彼女がそれを聞き入れるわけがない。


お願い、なんでもするから。


明るい橙の髪が揺れて、見開かれた金色の目が揺れた。

「あはっ!ボクその顔大好き!キミが男だったら良かったのにナ!あはっ!」


やめて。


「ほら、見てみてよアクアちゃんウィングくん!!愚かだってお前らをずぅっと笑ってたんだよ!」


違う、違う。

違うのに…


「こいつはクラウン!一年か二年くらい前、話題になったでしょ?
失われた御娘様、クラウン!最恐の暴君の支配者の血を引く女!!
穢れた種族が地に堕ちたんだよ!あはっあはははっ!!」

ねえ、復讐したいでしょ?

悪魔のように、彼女はそう言った。

「貴すぎで穢れた種族!あはははっ!」


どうして私はこんな種族に生まれたの?


「お前らを嗤い続けたこいつを!!」

殺したいでしょ?

ジャストミートは、カラカラ笑った。


あははは、叫びながら笑う彼女に、キングは唇を噛んだ。

左右の二人は画面に釘付け。


やっぱり妬ましいと思った。

「…ごめん。」

背後でシクシクと泣く、金髪の美少女。

クラウン。

俺の大切な、妹。

たった一人の、妹。


また、泣かせてしまった。



なあホセ。

お前はどうやって大切な人を守ったの?