☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


「…おはよう、アクアちゃん。」

「この薄汚い豚小屋は何処ですか?拘束具に金をかけるからこーいうことになるんですよ、藁がないのがかえってビックリですね。」

「…」

「で、キング。ここは何処ですか?」

全力すぎる攻めに、キングは少し引いた。

「わ、悪い。」

「私はここが何処か聞いているんですよ?理解できませんか、お前馬鹿ですか?」

「…」

すっごく泣きたくなってきたが、7つ以上年下のガキに泣かされる訳にいかないだろう。

キングは涙目でこらえた。

「ウィングは起きないんですか?こんな状態で一体いつまで寝てるんですか?」


いやお前ついさっきまで寝てただろ。


「繰り返しますが、ここは何処ですか?」

「暴き屋の本拠地だよ!あはっ!」

不思議なところから声がするので上を見てみると、そこにはモニターがあった。

明るいオレンジの髪をした、少年がどアップで写っている。

真っ赤なテンガロンハットに、真っ黒のリボンを巻いて、首紐の先には髑髏のペンダント。

チェーンのペンダントもしているらしいが、先のところは見えない。

「ボクは男装趣味があるんだよ!」

「いやそんな明るい声で言われても困る…」

「キャッスル組が全滅したらしいねっ!だからよくばんなつったのにあの馬鹿。ボクの言うこときかないからこういうことになるんだよ!」

「全滅…?」

いや全滅ってどういうことだ、キングは思った。


スレプトラットはまあ死んでてもおかしくないけど。

残りの二人は?


「スレプトは結構気に入ってたのにナ!残念だよ!あはっ!」

絶対残念って思ってない。

「そうだ、いいこと教えてあげる!そこの男の子揺らせば起きるよ!ボクの好みだなっ!」

「最後の情報いらねぇ…」

「そんなこと言わないでよ!あはっ!そうだ、ボクはジャストミートって呼ばれてるんだ!あはっ!」

「…?」

「君らも呼んでくれていいよ!そこの男の子にはジャスって呼んでほしいなっ!あはっ!」

「…」

「ねえ、ボクいいものあるんだ、見せてあげるよ!!」

「いや結構だ…」

カメラが切り変わり、彼(彼女)が外れる。


「!?」

ガタ、キングが立ち上がろうとして揺れたせいで、ウィングが目を覚ました。