「さて来たぜ。」
近づいてくる小舟の大群に、キングはヘラヘラした。
「…フェニックスの奴は何処行ったんだよ。」
「逃がしたよ?あいつらの目的は船長だからね。」
「なんでわかんの?」
「しつこいからだお?」
「…」
この調子ではいくら聞いても教えてはくれないだろう。
ウィングは首を傾げた。
「皆殺しですか?」
アクアは物騒なことを凄く笑顔で言った。
「いや、下手に抵抗すんな、死ぬよりゃマシだろ。」
「え?」
キングに、ウィングは意外そうにそう言った。
「何でだよ?」
「誇りのために死ぬっつーんなら止めやしねーけど。つかできれば死んでいただきたいけど。」
お前らが死んだら悲しむやついるし、キングはそう笑った。
「ホセじゃねーけど、お前ら二人くらいなら守れるカモ?」
ははは、冗談ぽくキングは切なそうに微笑んだ。


