☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


「さて来たぜ。」

近づいてくる小舟の大群に、キングはヘラヘラした。

「…フェニックスの奴は何処行ったんだよ。」

「逃がしたよ?あいつらの目的は船長だからね。」

「なんでわかんの?」

「しつこいからだお?」

「…」

この調子ではいくら聞いても教えてはくれないだろう。

ウィングは首を傾げた。


「皆殺しですか?」

アクアは物騒なことを凄く笑顔で言った。

「いや、下手に抵抗すんな、死ぬよりゃマシだろ。」

「え?」

キングに、ウィングは意外そうにそう言った。

「何でだよ?」

「誇りのために死ぬっつーんなら止めやしねーけど。つかできれば死んでいただきたいけど。」

お前らが死んだら悲しむやついるし、キングはそう笑った。

「ホセじゃねーけど、お前ら二人くらいなら守れるカモ?」

ははは、冗談ぽくキングは切なそうに微笑んだ。