迂闊なことを言ってしまった。
でも仕方なかった、だって、あんなに切なそうな顔するキングが悪い。
慰めて、死なないでって言って。
気持ち悪いくらいに聞こえてきた心の叫びは醜くて美しかった。
醜すぎて美しかった。
腹立たしいキングのあの笑顔に、いつも浮かぶ微かな憂い。
平気な顔して普通に扱えば、気づいてくれって叫んでる。
「…ムカつきますね。」
貴方の事を、私がどう思ってるかも知らないで。
「キング。」
呟いてみれば風に消える叫び。
私も大概ですね、アクアは口の中でそう言った。
「貴方は何年生きたのですか、キング。」
素朴な、疑問だった。


