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傷の舐め合いだって構わない。

そう言って、美しい少年は泣きました。

独りぼっちの少女も、
彼に身を寄せ頷きました。

二人でいようね。

どちらともなくそう言って
少女と少年は泣き合いました。


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二章 罪の環は永久に