休み時間

こそっときて

「…ちはるちゃん」

「あ、咲月くん…!」

「仲直りできた?」

首を横にふる

「えーまだなのー」

「うん…」

「ちゃんと話はできた?」

「微妙…」

「そか…」

がたん

「あ、俊が行っちゃう…!」

「いってこい!」

「う、うん!」

咲月くんに背中を押され俊を追いかける


「しゅ、俊!!!!」

ピタッ

「…なに?」

「あ、あのね…わ、私……
俊と…別れたくないの……」

「……なんで」

「そ、そんなの決まってるじゃない!!」

好きだからに決まってんじゃん…
なのにどうしてそんな悲しそうな顔するの?
別れを切り出したのは俊でしょ…

「…俺はもうどうも思ってない。」

「…で、でも私は…!」

腕を掴むと勢いよく振りほどかれた

「…触んないで。ていうかしつこい」

「しゅ、俊……ッ」

そー冷たく言われて涙がこぼれそうになった時に




















「いや~それはひどいんじゃない?俊」


咲月くんが後ろから手を回してきた