高校2年生、秋。



「さっむ〜!」



暑い夏が終わり、少し肌寒さを感じていた。



「あ!」



家を出た瞬間少し先の壁にもたれて音楽を聴いている見覚えのある横顔。




ダダダダダッ



私は寒さも忘れてかけよった。