「ねぇ、梨乃ちゃん?」 『んー?なぁに?』 「大きくなったら、僕と結婚して?」 『うんッ!』 あの時の約束は今でも覚えてる。 「じゃあ、ゆびきりげんまんしよ?」 『いいよー!』 「『ゆーびきりげんまん!!」』 絶対、約束は破らないって言ったのに。 「梨乃ちゃん?」 『なぁに?』 「絶対ずうっと一緒にいようね?」 『当たり前だよ〜!!』 言ったのは俺からなのに、 「約束のゆびきりげんまん!」 「『ゆびきりげんまん!』」 約束を破ったのも俺からだった。 ある日の朝 『遼くん!』