君と恋の歌


勝手に期待したのは自分だ。


勝手に傷ついたのも自分だ。


角を曲がると、寄り添って歩く二つの影が並んでいた。


「空…!」


名前を呼ぶと、空ではなくアキが振り替えって俺に気づく。


「おぉ、空太。…空送ってやって」


気を使ってくれたのか、空から手を離して俺に体重をかけさせる。


「ありがとう、アキ」


そう言うと、アキは笑って俺が今来た方に歩いていった。