君と恋の歌


「寒いね~」


帰り道、空はそんなことを言いながらも手にマフラーを持っている。


「マフラー、しないの?」


持っているのに使わないなら、全然意味がない。


「だって…」


空がなにか言いにくそうに俯く。


「なに?」


「せっかく空太さんがくれたから、マフラーで隠したくないの」


そう言って空が自分の首もとに手をやると、そこには星が輝いていた。