君と恋の歌


軽く俺の腕をポカポカと叩く空の手首をつかんで、動きを止める。


「…っ」


言葉を飲む空。


少し赤くも見えるその顔に、俺まで照れくさくなる。


でも、この手を離したくないと思った。


「はーい、そこまでにしてねー」


うっかり二人の世界に入ってしまったところに、アキが入り込んできた。


「イチャイチャするなら帰れー」


冗談半分でそういうアキに、空は「あっ、ごめんね」と言って会計をした。