「ううん。改めて、二十歳おめでとう」 向き合ってそう言うと、空ちゃんがいつもより柔らかい顔で笑った。 「ありがとうございます。大切にします」 その笑顔に、俺も自然と笑顔になった。 「それと…空、昨日変なこと言いませんでしたか?全然覚えていなくて…」 その言葉に、昨日のことを思い出す。 「好きなんです、空太さんの声」 そう俺の耳元で言った空ちゃん。 俺の肩によりかかる空ちゃん。