「空、起きて」 “少しだけ” そう思いながら目を閉じたはずなのに、空太に起こされて目を覚ますと、部屋はオレンジ色に染まっていた。 「もうこんな時間!?」 「…たまにはいいよ。出掛けるから準備して」 「うん」 どこにいくのかと不思議に思いながらも、髪を整えて軽く化粧をした。 「よし、行こう」 車に乗ってからも、空太に行き先を聞けば「内緒」とだけ言った。 そして着いたのは…