君と恋の歌


「彼女さんへのプレゼントですか?」


見ていると、中から店員がでてきて俺に話しかけた。


「いや、彼女じゃないんですけど。女性の誕生日ってなにがいいんですかね」


俺だってバレないように、マスクを押さえながらそう言う。


店員は、少しも考えずにニコッと笑って言った。


「基本なんでも嬉しいものですよ。ネックレスは重いんじゃないかって言う男性も多いんですが、そんなことないんですよ」


「なるほど」