「今回は事実だから…否定するかしないかは空太しだいだよ」


メンバーにそう言われて、俺も簡単に決断できない。


ここで否定すれば、空との繋がりを自ら切ってしまうようで嫌だ。


でも、俺の一件でシトラスの人気が落ちることにもなりかねない。


「とりあえず、社長に相談だね」

「はい」


マネージャーに言われて、俺は社長のもとに向かった。