君と恋の歌


「空太」

何度か名前を呼ばれた気がして、俺が目を覚ましたのは何回目だろう。


「時間、大丈夫ですか?」

「あぁ…うん、今日は午後からだから」


いつかのように、俺はそのまま寝てしまったらしい。


時計を見ると、時間はまだ5時を過ぎたところだった。


「頭痛くない?」

「うん、大丈夫。ありがとう」


空が少し気まずそうに笑う。

昨日みたいに優しく笑ってくれないのは、意識がはっきりしてるからだ。