君と恋の歌


この状況に戸惑っていると、空が静かに目を開いた。


「ん……あれ?空太さん…」

まだもうろうとしているだろう意識の中で、今度はちゃんと俺を見て名前を呼んだ。


「大丈夫?…いっぱい水飲んで、とりあえずアルコール出さないと」


家にくる道で買ったミネラルウォーターを持って、空の体をゆっくりと起こした。


「はい、飲める?」


ペットボトルを口に近づけて、空が頷いたのを確認してから唇に当てた。