それなのに今、こうして一緒にいられる。


目を覚ますと、幸せそうに眠る空太がいて。


テレビに出てるときは、まだ少し遠くに感じちゃうけど、胸元に輝く青い星が空太を近くに感じさせてくれる。


でも…


幸せは長く続くものではなくて、必ず一度は崩れてしまうことを私は知っている。


それを空太さんとは重ねたくなくて、必死に目をそらしている自分がいる。


手に持った雑誌を見て、今も言い出せずにいることを考える。