もしかしたら、嘘をついているんじゃないか。 その嘘がばれないように、俺と一度も目を合わせないんじゃないか。 自分にとって都合のいいことばかり思いつくけれど、そんなことはあり得ないということを自分が一番知っている。 「だから、ごめんなさい…」 少し涙声に聞こえるのも、俺の気のせいなんだろうか。 でも、はっきりとわかるのは、俺は振られたんだということだった。 「…うん、わかった。こっちこそ急にごめんね」