「じゃあ、またね」 「うん。…おやすみなさい」 時間が過ぎるのは速く、あっという間に空の家に着いた。 空がドアを閉めて、俺は深く息を吐いた。 “何で言ってしまったんだろう” 後悔しても遅いとわかっているのに、そんな思いが頭に浮かぶ。 ハンドルに頭をのせてしばらくフリーズしている自分が情けない。 そんなことを思っていると、コンコンッと窓を叩く音がした。