君と恋の歌


「…うん」


言ってしまったことを今更後悔するけれど、そんなのもう遅い。


これで俺たちの関係が崩れるならそれでもいい。


…なんていうのは強がりだけど、言ってしまったものは仕方がないんだから。


「さ、帰ろうか」

「うん」


気まずそうな空に、これ以上気を使わせないためにわざと明るくそう言う。


同じ景色も、帰り道で見る景色はだいぶ違って見えた。