「空、好きだよ」 真っ直ぐに空を見て言った言葉が、車内に消える。 「…え?」 「…空が好きだよ」 “好き”という言葉に、胸のなかの気持ちが全てこめられた気がした。 沈黙の時間が流れ、空が俺を見たままフリーズする。 「返事はいらない。俺が勝手に伝えたかっただけ。」