カランカラン 「おう、空太」 中にはいると、空はいなくて内心ガッカリしながらもいつもの席に座る。 「残念だったな、空ちゃんいなくて」 「なっ、そんなこと思ってないよ」 見透かしたように笑うハルさんから逃れるように、目の前に出されたいつものお酒に口をつけた。 「もうすぐ卒業だから、最後のレポートがあるんだって」 「へぇ…」 卒業か…。 就職したら、今までみたいにここにくる時間も減るんだろうな。