「おつかれさまでした」


バレンタインのあの日から、忙しい日々が続いてバーにも行けない日が続いた。


もう2週間、空には会ってない。


今日こそ、行かなければ。


時間はまだ18時で、これから行っても早いから一度家に帰ろう。


「佐野さん!」


荷物をもって立ち上がると後ろから呼ばれて振り替える。