君と恋の歌


エレベーターの扉が開いて、先に乗った空がまた夜景を眺める。


俺が、そんな空を見ていたとき…


「わっ」


ガタンと音がして、エレベーターの降りる音が止まった。


エレベーターが止まったと気づいたのは、すぐだった。


「えっ、どうやって…なに…」


慌てる空に落ち着いて、と声をかけると表情はかたいまま、なにも言わなくなった。