「うん、明日またくるね」 「今日アキいないから、空太に送ってもらって」 アキっていうのは、ハルさんの弟で俺と同い年の友達。 いつも送ってもらってたのか。 「ううん、大丈夫。一人で帰れるよ」 「危ないからだめ。よろしく、空太」 「はい」 俺自身、もう少し空ちゃんと話していたいと思っていたから、ちょうどいい。