別に何か企んでるわけではなくて、外は安心できないから、落ち着きたいだけ。 空との時間は、報道や記者に邪魔されたくなんてない。 「行ってもいいの…?」 「うん。空がよければ。…くる?」 「…うん」 車を出して前を向くと、空の顔は見えなくなったけど、どんな顔をしてるかわかる。 家なんて、急なのはわかってる。 でも、それくらい空と二人でいる時間を俺は望んでいた。