君と恋の歌


そんな俺の計画は、次の空の言葉でいい意味で崩れた。


「じゃあ明日、どこか行きませんか?」


「え?」


「人があんまりいなくて、空太さんが落ち着けるところとか…」



そういえば俺たちは、一度も約束をして会ったことがなかった。


いつも、このバーで運が良ければ会えたくらいだったから。


正直、場所なんてどこでもよくて、空と休日を過ごせることが嬉しかった。