今はとりあえず早く空に会いたくて、そう短く挨拶をする。 「おつかれさまでした」 そう言っわれて立ち去ろうとすると、パシッと腕を掴まれた。 「お食事でも?」 「…申し訳ありません。今日は約束がありますので」 二人では絶対行かないものの、共演者との交流は断らないようにしていたけど… 今日は、なんとなく空が待ってくれている気がして、早く行かなきゃいけないと思った。 「そうですか。では、おやすみなさい」 俺の手を離すと、そう言って軽くおじぎをした。